一般知識問題
一般教養対策、今年度からは一般知識対策となりますが、まず、「一般」なのですから、範囲は膨大であるのは当然です。その中で、「政治・経済・社会」、「個人情報保護及び情報通信」、「文章理解」と分野を限定しているのが、来年度からの行政書士試験です。
まず、文章理解については、「公務員試験用問題集を毎日少しづつ行う。」がベターな対策でしょう。1日の日課にしてしまいましょう。歯磨き習慣のように、「やらなければ気持ちが悪い」状態に自分を持っていきましょう。(これは六法音読も同様です。)
公務員試験が難しいと感じる方は、高校生の問題集から始めても良いと思います。次に、政治・経済・社会と個人情報保護及び情報通信は、総務省行政・内閣府施策・行政書士実務を理解するための基礎知識と位置づけましょう。
まず、内閣府の重点施策をあげれば、経済対策、市場アクセス、規制改革、科学技術、原子力政策、沖縄開発、北方領土問題、防災、災害対策、男女共同参画、バリアフリー、青少年、交通安全、NPO、個人情報保護、消費者、公益通報者保護、国際平和協力、遺棄化学兵器処理、情報公開、食品安全、産業再生、道路公団民営化、独占禁止法基本問題、公文書等、多岐に渡っていると感じますが、政治・経済・社会という括り方からすれば、かなり限定できます。
行政書士試験の平成12年度~17年度までの一般教養過去問をご覧になればわかりますが、一見、社会科一般知識に見える問題でも、実は内閣府施策の基礎知識であることがわかります。同様に、総務省行政も重要です。総務省行政のテーマは、次の四本柱です。「国民の安心・安全」、「ユビキタスネット社会」、「電子政府・電子自治体」、「真の分権型社会」です。この四本柱実現のために総務省行政を動いていると認識しましょう。そして、行政書士は総務省が所管する国家資格です。
主な総務省行政は、行政改革・行政運営、地方行財政・選挙・政治資金制度、情報通信・ICT政策、国民生活と安心・安全です。その中でも重要なのは、行政改革と情報通信ですが、行政改革とは何のことでしょうか?行政書士を目指す皆さんはこう答えましょう。
「行政改革とは、地方分権、情報公開、規制改革のことである。」
行政改革に関する行政は、すべて上の3点から派生しています。例えば、地方分権ならば、権限委譲だけでなく、地方行財政を考えねばなりません。そこには税源移譲、すなわち税制があり、電子政府・電子自治体を実現し、歳出カットを実現することも必要ですし、地方公共団体や独立行政法人を監視・評価することも必要でしょう。そこには情報公開という概念が発生し、また、同時に個人情報保護の問題も出てくるでしょう。
各種民営化の問題、市町村合併、地方公務員の給与や制度、地域の振興・活性化、等々様々な問題が出てきます。「行政改革」をするということは、「地方分権、情報公開、規制改革」をするということで、それが、「国民の安心・安全」、「ユビキタスネット社会」、「電子政府・電子自治体」、「真の分権型社会」の実現につながるという風に理解して下さい。先程の内閣府の施策ともリンクする部分も多々ありますが、それも当然のことで、各省庁の行政は政府方針への取り組みとしてあるという面もあるからです。
このように、内閣府、総務省という視点で、行政書士試験の平成12年度~17年度までの一般教養過去問を見ていけば、平成12年以降の一般教養の問題は雲をつかむような話ではなかったことが理解できるはずです。
来年度対策としては、まず、内閣府施策のチェックとして、
「政府広報オンライン」
http://www.gov-online.go.jp/index.html
総務省行政のチェックとして、
「総務省メールマガジン」
http://www.soumu.go.jp/menu_00/melmaga/index.html
以上、2点は必読です。
そして、それらを読みこなすための一般知識を身に付けて下さい。
これらを読みこなす知識の習得のためにまず、「現代用語の基礎知識」(自由国民社)を薦めます。次に分野別に、実務教育出版の「はじめて学ぶ政治学」、「まるごとナビゲーション世界の政治・日本の政治」、「はじめて学ぶマクロ経済学」、「はじめて学ぶミクロ経済学」、「速攻の時事」、東洋経済新報社の「図解行政改革のしくみ」、日本実業出版社の「個人情報保護法のしくみと実務対策」を中心に知識を整理していきましょう。
また、問題集としては、過去問は無意味と考えましょう。傾向分析の資料にしかなりません。公務員試験の問題集に挑戦して下さい。
一般知識対策は、次の点を実行するのがベターでしょう。
・文章理解問題集を毎日行う。
・「政府広報オンライン」と「総務省メールマガジン」を週1回チェックする。
・それを読みこなすための、一般知識を身に付ける。
一般知識対策で、短期集中はありません。地道な努力が必要です。すぐに始めて下さい。
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